文明開化衣装
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写真のドレスは椎野正兵衛商店の古代織を再現したジャカード織稲妻模様(先染め)と綾羽二重の22匁正絹を横浜の手捺染で染め上げた品位ある二種の生地を使用しています。
当時を思い 最高品質の絹糸でシャトル機を用いて、打ち込みのしっかりとした縦糸と横糸をバランス良く設計して織り上げられた光沢のある生地はドレープの陰影の美しいバッスルラインのドレスに仕上がりました。 -
鹿鳴館時代とは
鹿鳴館(ろくめいかん)とは、外国からの賓客や外交官を接待するために、明治政府が建てた社交場です。
欧化主義が広まった明治10年代後半を「鹿鳴館時代」とも呼びます。
鹿鳴館は外国からの賓客接待ばかりでなく、天長節(11月3日、明治天皇誕生日)の祝賀会行事など、国内行事にも使われました。
夜会、舞踏会、高官婦人による慈善事業なども行われ、注目を浴びました。 -
馬車道に鹿鳴館時代を再現
信濃屋オリジナルのレトロ服は、当社でオーダー服を手がけるベテランスタッフたちが、本業の合間を縫って作成しています。
震災や戦災で、当時のものはほとんど何も残っていませんが資料などを参考に一針一針、心をこめて丁寧に作っています。
レトロ服は、明治時代の馬車道を再現するイベント(馬車道商店街協同組合主催の馬車道マルシェ、馬車道まつり)の演出にも一役買っています。
貴婦人たちが馬車や人力車に乗ったり、赤煉瓦の道を歩く姿は、まさに鹿鳴館時代を思い起こさせる華やかなものです。
信濃屋創業150周年記念に鹿鳴館時代の復刻ドレスを
シナノヤの工房 カーサ・デル・クチートで作製しました。