靴下

　1990年代からイタリアのホーズメーカー、パラティノ（Palatino）やソッツィ（Franco Sozzi）を取り扱う様になって、私自身も本格的にロング・ホーズを履き始めました。
　イタリアで靴下と云えばロング・ホーズで、柄やカラーバリエーションの豊富さも特徴です。何故なら、それだけお洒落における靴下が大切な役割を担っていると云うことだと思います。

　私が今日一日の洋服を決めるときに、まず靴下から選ぶことが間々あります。それはそれほどお洒落における色合せが、とても大事だとも思っているからです。靴下と洋服全体の色や柄、もしくはネクタイやポケットチーフと色の系統を合わせてみて下さい。裾からほんの少しだけ見える靴下ですが、その方のお洒落感が一段アップすること間違いなしです｡

　ただ最近は為替の影響だけでなく、原材料の高騰（イタリアの言い訳？）でソッツィ（Franco Sozzi）のロング・ホーズも靴下としては高額となりました。その様な経緯もあり、今回はコストパフォーマンスにも拘って作った、オリジナルのロング･ホーズを是非お試し下さい｡

※｢パラティノ｣
1949年、ローマで創業されたイタリア屈指のファクトリー。ハイゲージで上質な素材は、古い機械でしか織ることが出来ない為、今も当時の機械で靴下を作っている。

※｢ソッツィ｣
ミラノに本社を置く1912年創業のホーズメーカー。ロング・ホーズといえば、イギリスのパンセレラか、イタリアのソッツィと云われるほどイタリアンクラシックを代表する伝統的な靴下。