ホーム > メンズ > パターンオーダー  > パターンオーダー(パターンオーダーまとめ)

パターンオーダー オーダースーツメンズ・パターンオーダーのすすめ

パターンオーダーのすすめ1 スーツ編 (4/4)

前ページまではご注文の流れを実例で、ご紹介しました。
このページでは、信濃屋パターンオーダーシステムについてのアドバイイスをご紹介致します。

※画像はクリックすると拡大表示されます。

パターンオーダーシステムのご紹介〜世界に一着だけの服を仕立てます〜

事前ヒアリング 信濃屋のパターンオーダーは、日本国内でトップクラスの縫製工場で仕立てています。

 コストダウンのために、安価な縫製工場でパターンオーダーを行うお店もありますが、当店では信頼のおける国内工場に発注すると同時に、お客様の細かな要望に応える実現をして居ります。


 一般的なパターンオーダーの場合は、お好みの生地と、予め作られた「パターン」と「サイズ」から、お客様に合うものを選んでお作りしますが、当店の「パターンオーダー」は、お客様の体に合わせて型紙をコンピューターで補正する「イージーオーダー」に近いものとなります。
 このことにより、一般的なパターンオーダーに比べて、お客様のご要望をかなりの部分で取り入れられるようになっています。
 また、こだわりを表現出来るように、ボタンの種類はもちろん、ステッチの入れ方やポケットの仕様などディテールのカスタマイズが可能で、パーソナルな、こだわりの服を仕立てることが出来ます。
 カスタマイズ出来る部分も多いので、短時間にこだわりの仕様を決定出来るポイントをお伝えしたいと思います。

 当店の「パターン」は、大きく分けて3種類となります。
  ①中肉中背の標準的な体型の方が、よりスッキリときれいに見えるパターン。
  ②肩、胸板、ヒップ廻りが全体に大きく、ゆったりと服を着たい方のパターン。
  ③各パーツを出来るだけ細かくオーダーしたい方に向いているパターン。

 ①と②は、当店標準の「パターンオーダー」で、③は「イージーオーダー」により近いかたちでオーダーを承ることができます。
 また当店では、ショルダー・ライン(※)や衿のゴージ・ライン(※)など、「オリジナルパターン」が崩れるような補正は、承っておりませんので、予めご了承ください。


【生地選びのコツ】

着る目的を明確に
会社用なのか、冠婚葬祭用なのか、実際に服をお召しになるシーンや目的をはっきりさせておくと良いと思います。仕事用と礼服では、求められるデザインなどに弱冠の違いがあります。

着る季節はいつか
現在の日本の気候は、蒸し暑い時期も長くなり、ウエイトの軽い生地を着用する機会が多くなっています。
予算の上限を決める

実際に生地を見ながら触れてみると、やはり良いものを選びやすく、予算を上回ってしまうことがあります。

色柄より質感にウエイト

実際に出来上ってみると、色柄よりも生地の質感が、見た目のイメージを左右することがあります。

高番手(※)の生地は、ビジネスに不向き

高番手の生地、つまり糸が細い生地になればなるほど、デリケートになります。特にデスクワークなどで長時間座っていることの多い方は、使い分けが必要です。

現物を見る

カタログやインターネットで選ぶよりも、実際にご来店いただき、現物を見て選ばれると、出来上りがイメージしやすくなります。またバンチ(生地見本)で選ぶ時は、遠目または屋外での生地確認をお薦めします。

 

 

【パターン選びのコツ】

雑誌などで形をイメージする
予め雑誌などで、希望の形をイメージしておくと、選びやすくなります。但し、礼服など用途によっては、違いもあります。
着用する年月を予め考えておく

長くお召しになるものであればあるほど、出来るだけ流行は追わないようにします。 少し取り入れることも必要ですが、終わってしまうと、途端に古さを感じる場合があります。

複数の店舗でパターンを確認
お店によっても、またその時に対応した店員によっても、得意不得意が各々あります。
服が肩に乗ったときに心地良いものを選ぶ
パターンは首から肩のラインが大切です。 最初に袖を通した時の感触が良いものを選びます。

 

【採寸のコツ】

体型によっては、補正に限界も
パターンオーダーでは、補正しきれない場合があることを、予め認識しておきます。
ジャストサイズの服を持っていく
採寸の際に参考となります。実際にお召しになられた状態でご来店いただくのもお薦めです。
見た目のサイズ感を確認
自身の着心地も大事ですが、見た目のサイズ感は、おしゃれに服を着こなす上で何より大切です。
肩の力を抜き、自然体で採寸する
いつも通りの自然体で鏡の前にお立ちください。普段との姿勢に違いがあると、採寸に誤差が生じることがあります。

 

 

【ディテール選びのコツ】

シングル・ダブル、ボタンやポケットのイメージも事前に
シングルにするのかダブルにするのか、ボタンの数やポケットの形なども、当店のパターンオーダーでは選べます。事前にイメージを固めておくと時間も短縮出来ますし、スタッフからのご提案やアドバイスがしやすくなります。
生地によっては、意味のない場合や出来ないことも
AMFステッチ(※)など生地の種類によっては、やっても意味のないものや、物理的に出来ないものもあります。
本当に必要なものだけ
ディテールを見ているとあれもこれも、という気持ちにはなってしまいますが、用途によって必要なものだけにします。
プロのアドバイスを
初めてお作りになるときの細かい部分は、スタッフにお任せいただくこともお薦めします。
お客様のご要望を大まかにお聞きし、お客様のスタイル、お選びになった生地を考慮し、デザインやディテールをご提案させて頂きます。

 

 

今回のポイント

仕立て上がりスーツ A様の体型は、身長に対して全体に幅と丸みがある為、基本パターンはB体になりましたが、モデルを3ボタン段返りにすることで少しシャープに見えるようにしています。 また肩幅が思ったよりも無いので、腕廻りを若干細くすることと合せて調整しています。

 裏地は、長いシーズン着られるように総裏をお薦めしています。 (総裏にすることは、ウエイトの軽い表地の耐久性にも良いと思います。) 生地についてはA様のご要望もあり、見栄えのする鮮やかなブルーでキュプラ100% のペイズリー柄をお付けしています。ボタンは、独特の色合いで高級感のある水牛のボタンをお薦めしています。

 今回選ばれた裏地とボタンは、通常オプション扱いとなる所もありますが、当店ではサービスで承って居ります。


 スラックスも丈に対してウエストがあるので、ヒザから裾にかけて基本サイズより少し細くしてバランスをとっています。 その他、ジャケットの前身と後身の分量やスラックスの前丈と尻廻りも体型に合せて調整をしています。


 

用語解説

1.
  1. ショルダー・ライン
肩線のことで、ネックポイントから肩先までを流れるライン。 ジャケット全体のシルエットや着心地にも影響する部分です。 当店では、ナチュラル・ショルダーと云われる、ごく自然なラインを基本としています。
2.
  1. ゴージ・ライン
ジャケットの上襟(カラー) と下襟(ラペル) が接する縫い線のことです。 このラインの上がり下がりは、流行に左右され、見た目の印象も大きく変わります。 当店では、長く着用いただく為にも、一番バランスが良いと思われる位置にしてあります。
3. 高番手

糸の番手と生地に表示されている「Super 100s」などとは、別のものですが、基本的に数字が大きくなるほど、糸の太さが細くなります。実際にビジネス用として日常使いやすいのは、「Super 100s」〜「Super 120s」の生地で、それ以上になるとデリケートで扱いが、難しくなります。

4. AMFステッチ

ハンドステッチミシンを使用した、手縫い風の縫い目を襟やポケットの縁などに施すことです。 ハンドステッチミシンを開発したアメリカの総合機器メーカー AMF社(アメリカン マシン ファウンドリー) のブランド名でもあります。 ツイードやコーディロイなど生地によっては、ステッチの良さが生かされず、当店では、予めお断りを致して居ります。


次回はスーツに合せて、シャツのパターンオーダーとネクタイのコーディネイトについて、ご案内致します。
ページの先頭へ戻る